将来が不安な大学生です…

相談室

初めまして。いつも集中力メルマガを配信していただき、ありがとうございます。怠け者の僕には、とてもいい刺激になって、朝の気持ちのリセットに有益です。

ところで、僕は大学生ですが、漠然と将来が不安です。特にこれといった才能や特技があるわけでもなく、世の中に必要とされる人間になれる自信がありません。そして、ときどきやって来るチャンスみたいなものを、他の人みたいにそれに乗ったりできないし、「僕なんかが…」とためらっているうちに、チャンスは終わっていたりするのです。ひょっとしたら、他にもいろいろチャンスがあるのかもしれませんが、気付いてすらいないのかもしれません。これは、勉強やバイトだけでなく、恋愛でもそうなのです。あまりにもそんなことが続くので、いろんなことにやる気も無くなってきているのが現実です。
そんな生活を送っているので、ときどき、「こんな僕は誰も必要としてくれないのではないだろうか?」と悲観的に思うこともあります。

そこで、須崎先生に質問です。こんな僕にアドバイスするとしたら、どんなものがありますか?お忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

竹中聡さん(仮名 東京都世田谷区)

須崎からのアドバイス

POINT!チャンスをつかめるように普段から準備しておく

竹中さん、はじめまして!いつもメルマガをお読み下さり、ありがとうございます。

人生の歯車が必要な分準備されて回り始めるまでは、時間がかかるのは、誰しもそうです。
ときどき、「こんな歯車、何の役に立つんだろうか?」「他の人は、最小限の努力で最大限の効果が出ている、『効率の良い人生』を歩んでいるような気がして、羨ましい…」なんて、思われるのも、人生がこれからスタートする大学生には普通の感情だと思います。

しかし、「効率良い人生を歩んでいるように見える人」は、本当に無駄がゼロなのでしょうか?
確かに、周りを見渡すと、「チャンスをうまくつかめる方」がいらっしゃいますが、これには「偶然!」とか「棚ぼた!」、「ラッキー」ということはありません。
必ず、ある特徴があるのです。

さて、その特徴とは一体なんでしょうか?

チャンスをつかめる人の特徴

チャンスをつかめる人は、それまでに

「必ず」

自己投資・自分磨きをしており、いつチャンスが来ても

「自分の履歴書(過去の努力の履歴)」を

さっと出せるように準備をしているものです。

チャンスをつかめない人の特徴

しかし、「楽をしよう」とか、普段、怠惰・怠慢な生活を送っていると、自分を十分に磨くことができず、結局チャンスを取り逃したり、チャンスが来ていることにすら気づかないことにもなりかねません。(決して責めているわけではありません。「なるほど、そうか!」と気付いていただきたいだけです。

今の生活に不満を感じている人の特徴

今の生活に不満を感じている方のほとんどは、準備不足でチャンスの本番を「突然」迎えた方なのかもしれません。
こんなことを申し上げると、

「それは須崎さんは、『薬に頼らないで体質改善』なんていうブランドを確立したからそう言えるでしょうけれど、今そういうものがない人は、結局チャンスなんてつかめないんじゃないんですか?」

なんて食い下がられることがあります。

できている人もジャンルが変われば…

しかし、そんな私も、ジャンルが変われば、全く役に立ちません。

例えば、私は法律関係のことが苦手ですからもし、須崎のところに
「2ヶ月後締め切りで、『法律の本』を書いてください」
というオファーが来たらどうなると思いますか?

まず、須崎も臆病ですから、法律の本をとりあえず読んでみます。
でも、いくら読んでも、現在の知識レベルがゼロで、興味・関心・やる気ももてない法律ジャンルで、2ヶ月で法律の本が書けるほどの実力がつくとは思えません(それは私の興味の問題です。法律のプロのことは無条件で尊敬しています)。

ですから、99.999999%の確率で企画倒れになると思います。
そうしたら、ほぼ確実に担当者の方にご迷惑をおかけすることになるわけです。

チャンスをつかめる人、つかめない人

この様に、準備のできていない人の所に、チャンスなんか来ませんし、来ても気がつかないでしょうし、気がついても活用できないものです。

一過性のラッキーがあったとしても…

ひょっとしたら、一過性のラッキーはあるかもしれませんが、それがきっかけでブレイクする人は、それまでに陰ながら準備してきた方で、準備ができていない状態でラッキーが来た人の場合、ほとんどの方が一発野郎で終わってしまうのは、周りを見渡せば御納得いただけると思います。

今、実績・準備のない人がチャンスをつかめる人になるためには?

では、今、何の実績もない人がチャンスをつかめる様になるには、どんな準備をしていたらいいのでしょうか?

焦らず、着実に積み上げる!

この様な場合、「早く!」という焦りを捨てることが先決です。

よく、「秒速で」「最速で」「最年少で」というフレーズに惑わされている方が多いですが、これは、準備ができている方か、プロモーションが上手なだけ(実力が伴っていない、見せかけの実績)の話です。(※実際そうでしょ?)

高速道路は全部完成しないと機能しない!

高速道路が一日で完成しない様に、そして、一部でも工事中なら役に立たない様に、全部揃わなければ、使い物にならないのです。

どうしても、今までの積み上げのある方の列に横入りしたい方がいらっしゃる様ですが、運転免許の準備(知識と技術の両方)ができていないのに高速道路に入ったら、事故を起こします。

着実な成長が、結局長期的な成功に繋がりますので、どうか、その辺は受け入れて下さい。

目の前のことに一生懸命取り組むと、適切な所へたどり着く

では、どんなジャンルを深掘りしたら良いのか?と申しますと、「無理に何か新しいことを探す」のではなく、目の前にあることに一生懸命取り組むことをオススメします。
そうすると、準備ができてくると不思議なもので、適切なところへ流され、辿り着くものです。

一生懸命取り組む内容は、「私は約束の時間に遅れたことは、いまだかつてありません!」など、何でもいいですから
「私はこれならあなたのお役に立てます!」
というものをまず持ちたいものです。
そして、まずそれを究めて、それから自然に任せて『水平展開』してみることが、自然な成長になると思います。

ですから、まずは「身の回りにあることの完成度を高める」ことからスタートしてみて下さい。
ものごとを処理するスキルはどんなものからでも学べます。
処理能力、問題解決能力が高まれば、どんなジャンルにでも乗り込んでいけます。
これが、「デキる人はその気になれば何をやってもデキる」という方々の特徴だと、須崎は思っています。

ぜひ、焦らず、しかし着実に、進んで行ってください。
竹中さんがこれから一念発起して、効果的な努力をし、十年後に「余人を持って替えがたい人材」になられることを心より祈念いたします。

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